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アトピー性皮膚炎の治療薬【イブグリース】

こんにちはスタッフのMです。

以前ブログでご紹介いたしましたアトピー性皮膚炎の新たな治療薬イブグリースの投与を開始いたしました。

既存の治療で症状の改善が乏し方、デュピクセントで痒みや皮疹が残る方など新しい選択肢になる治療法です。


■イブグリースの特徴

イブグリースは保険適応です。デュピクセントとの違いは、子供は12歳以上から可能になります。また症状が落ち着いてきたら、投与間隔が1ヶ月おきになる可能性もあります。


■イブグリースでの治療が受けられる条件

・成人:アトピー性皮膚炎の方

・小児:12歳以上かつ体重40kg以上の小児アトピー性皮膚炎の方

・従来の治療(※)では十分な効果が得られないアトピー性皮膚炎の方


■効能・効果に関連する注意

原則として、本剤投与時にはアトピー性皮膚炎の病変部位に状態に応じて抗炎症外用剤や保湿剤を併用することとされております。



■イブグリースの投与スケジュール

・初回及び2週後、1回500mgの皮下投与

・4週以降、1回250mgを2週間隔(Q2W)での皮下投与

・状態に応じて、4週以降は1回250mgを4週間隔での皮下投与

・ただし最初の16週間は2週間隔(Q2W)が推奨

・2025年5月までは新規薬剤のため処方はできません

・状態に応じて4週間隔での投与が可能で、治療負担の軽減など患者様にとってメリットで

 あると考えています



■イブグリースの治療費

・イブグリースは保険適応です。現時点では2025年5月以降処方時に別途、初診料・再診

 料・処方箋料・在宅自己注射指導管理料なども必要となる予定です。

・保険3割負担の方で薬剤費は1本あたり約15,235円です。



■イブグリースの薬剤費

薬剤の価格はイブグリース®皮下注250mgオートインジェクター、イブグリース®皮下注250mgシリンジとも1本あたり50,782円です。

3割負担の方の自己負担額は、初回・2回目(2本)とも30,469円、3回目以降(1本)15,235円となります。なお3回目以降は状態に応じて2週間隔から4週間隔に変更可能ですが最低でも16週間は2週間間隔の治療を推奨します。


■自己負担額(窓口で払う金額)

・3回目以降は症状に合わせて2週間間隔で1本、または4週間間隔で1本の投与

※2024年11月以降のイブグリースの薬価をもとに計算



アトピー性皮膚炎の症状でお困りの方はお気軽にご相談ください。


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