手荒れ、かぶれ
指や手がカサカサしたり、赤くなったりしてかゆみがあることが多いです。
原因が思い当たらないこともありますが、水仕事が多い方におおく、食器用洗剤、ゴム手袋などによるかぶれが原因のこともあります。
首まわりや腕まわりの赤み、かゆみには装飾品によるかぶれが原因となっていることもあります。
<< 治療・検査について >>
①何種類かの塗り薬を使いわけて治療します。
②かぶれが疑わしい場合には『パッチテスト』という検査を行います(保険診療)。
③保険診療以外にもかゆみを鎮めるために光線療法(※)を行うことも可能です。
※料金については自費料金表でご確認ください。
こちらから→ 自費料金表
『パッチテスト』について;パッチテストパネル(R)を使用(保険診療)
日本人がかぶれやすいゴム、香料などのアレルゲン(22種類)を貼付したシールを背中に貼って、アレルギー反応を調べる検査です。
難治性の汗疱、手湿疹、顔の痒み、頭皮の痒みなどの原因となる物質を推定、除去することで皮膚疾患が治癒あるいは軽快する可能性があります。
※検査中、入浴できない期間(3日間;72時間)があり、汗をかくと結果判定が難しくなるため、秋から冬の検査をおすすめします。
<検査項目:22種類>
ニッケル、ラノリン、フラジオマイシン、クロム、カインミックス、香料、ロジン、パラベン、ペルーバルサム、金、コバルト、ブチルフェノールホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹脂、カルバミックス、黒色ゴム、イソチアゾリノン、メルカプトベンゾチアゾール、パラフェニレンジアミン、ホルムアルデヒド、メルカプトミックス、チメロサール、チウラムミックス
<検査手順>
1週間に4回、午前中の受診が必要となります。祝日や休診日がある場合は検査できません。
○初日(火曜日に試薬を背中に貼付します)
当日から2回目判定まで汗をかいたり、入浴ができません。
○1回目の判定(木曜日)
貼付したものを剥がして、30分ほどしてから診察になります。
○2回目の判定(金曜日)
この日の診察後から入浴が可能となります。
○3回目の判定(月曜日)
最終判定。今後の方針についてご説明致します。
<費用>
健康保険が適応になり、3割負担の方で6,600円程度です。そのほか、初診料、再診料などがかかります。
<注意事項>
・検査で陽性が出た部位には色素沈着が残る可能性があります。
・非常に希ではありますが、検査をすることで感作(かぶれやすくなる)されることがあります。
・持参した物品での検査には対応しておりません。