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ニキビ治療の漢方薬「十味敗毒湯」勉強会

こんにちは、スタッフのAです😊


今日はお昼休みの時間を利用して、クラシエ薬品さんに来ていただき、「十味敗毒湯」の勉強会を行い、スタッフ皆でニキビの漢方薬について学びました👀


十味敗毒湯は繰り返すニキビに体質から変えていく漢方治療薬で、にきび治療の漢方では有名なお薬です✨

ニキビや皮膚の炎症などでお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。



「十味敗毒湯」とは

中国の明の時代の医学書『万病回春(まんびょうかいしゅん)』に載っている「荊防敗毒散(ケイボウハイドクサン)」という処方をもとに、江戸時代の外科医、華岡青洲によって日本でつくられた漢方薬です。

10種類の生薬(下記参照)で毒素を取り除くということから「十味敗毒湯」と名づけられました。化膿を抑え、皮膚の腫れや赤み、かゆみを取る薬です。

ツムラ 十味敗毒湯

  • 桔梗(キキョウ)

  • 柴胡(サイコ)

  • 川芎(センキュウ)

  • 茯苓(ブクリョウ)

  • 防風(ボウフウ)

  • 甘草(カンゾウ)

  • 荊芥(ケイガイ)

  • 生姜(ショウキョウ)

  • 桜皮(オウヒ)

  • 独活(ドクカツ)



「十味敗毒湯」の効果について

十味敗毒湯はニキビに対して多彩な作用を有し、病態のさまざまな段階で薬の効果を発揮します。大きく3つの作用があげられます。


・皮脂を抑制する作用

・アクネ菌に対する好中球の炎症応答を抑制する作用(細菌感染症に対して有効)

・抗酸化作用


発症早期のニキビによく使用され、細菌による感染や炎症が比較的弱いタイプに効果があるとされています。

患部が湿潤型でじゅくじゅくしているときには、患部の熱や水分を落ち着かせを、肌を正常にしていく作用があります。

クラシエの十味敗毒湯に含まれる「桜皮(オウヒ)」という生薬は女性ホルモンの一つであるエストロゲン生成を促し、ホルモンバランスを整える効能があります。 生理前や生活習慣の乱れから来るニキビを抑制する働きがあり、特に成人女性の大人ニキビに有効といわれています。


また、十味敗毒湯は、手湿疹・蕁麻疹・アトピー性皮膚炎・水虫なども改善効果がみられると言われています。



「ニキビ治療薬のピーリング剤と一緒に使ってみると💡

・ディフェリンと併用した場合、ピーリングの刺激を抑えられるため、脱落率(ピーリング剤を使うのをやめてしまう等)が低下し定着率が向上するなどの効果がある。


・ベピオと併用した場合、ベピオの刺激による顔面の赤みが低下する。

このように十味敗毒湯は、他のお薬との相乗効果も期待できる漢方薬なんです✨



漢方はちょっと・・・という方も多くいらっしゃると思いますが、

クラシエ薬品さんの「十味敗毒湯」は飲みやすさの改良を重ねられている為、従来の漢方薬よりも利用しやすいそうです😊

気になる方は是非ご相談ください🎶

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